都内の臨海部にあたる江東区は、水辺に近い公園が多数、存在します 今日のブログではそんなおすすめスポットの一部をご紹介します
江東区の川
江東区は、隅田川と荒川に挟まれた三角州です。このエリアは、0m地帯(ゼロメートルちたい)と呼ばれ、多くの地域が、海面の高さよりも低い土地です。このため、堤防や水門など、治水対策が進んでいる地域でも、あります。写真の銅像は「松尾芭蕉 翁」です。ご存知の方も多い歴史上の人物で、俳人です。芭蕉は深川に住んでいたということで、ここ江東区から「奥の細道」の2000km以上におよぶ旅が、スタートしたのもこの付近かもしれません。そうしたこともあり、江東区には、芭蕉記念館や銅像、石碑など数々の芭蕉さんに関連したものがあります。それらを訊ねてサイクリングするのも、面白いです。写真の中に見えるのが、隅田川にかかる清洲橋です。
隅田川も海に近いエリアになると、高層マンション群が、見えてきます。写真の後ろは、中央区月島・佃エリアです。佃煮発祥の地でもあります。「佃煮にはご飯!」サイクリングしても痩せません。
富岡八幡宮と成田山不動堂東京別院
江東区内には有名な寺社仏閣がいくつかありますが、代表的な富岡八幡宮と、成田山東京別院深川不動堂を、ご紹介します。ここは、ガイドツアーの出発地点である江東区木場の自転車屋、サイクルショップよしだ吉田ルームから自転車で10分かからないくらいの、距離です。1627年、徳川家光の時代に建立されました八幡宮で、地元民には「八幡さま」と、親しみを込めて愛されているスポットです。八幡さまの境内には、横綱力士碑や伊能忠敬の銅像、お祭りのお神輿など興味深いものが多数存在します。
富岡八幡宮の隣、東京メトロ東西線「門前仲町駅」からすぐにあるのが、この不動堂、地元民は「お不動さま」と呼んでいる方が多いです。千葉県の成田市にある「成田山新勝寺」の東京別院であるこのお寺は、江戸庶民が盛んに行なっていた成田山詣を、もっと身近に行えるようにしたという歴史があるようです。寺社仏閣の歴史を調べるのも、非常に面白いですよ。
江東区の海
江東区は臨海部でもあり、お台場・有明・辰巳・新木場・若洲などというエリアがあります。また少し内陸になると豊洲&新豊洲などがあり、新交通システム「ゆりかもめ」が各エリアを繋いでおります
このエリアは比較的、道幅も広く、自転車には優しいエリアです。各エリアは大きめの橋でつながっており、橋を越える場合のみ、坂道という感じです。比較的広いエリアなので、例えば若洲とお台場を一緒に行こうとすると、時間を多めにとることをおすすめす。
海と言っても砂浜や断崖、というよりは、堤防の先であったりという感じです。お台場海浜公園には砂浜もありますが・・・
まだまだ、見どころの多い江東区です。次回以降また、ご案内いたしますね。
このエリアでサイクリングをするには・・・
当店が主催しておりますガイドツアーでは、主に、ミニベロ(車輪の小さなスポーツ自転車)を使って、各名所を回っています。江東区周辺は基本平地、一部橋を渡るところが「太鼓橋」という感じです。ですので、坂=橋と、思ってください。ですので、電動自転車やロードバイクをはじめとするスポーツ系自転車等、比較的どのようなタイプの自転車でも、乗られる方の体力や経験に応じて楽しむことができます。ただし、自転車屋さんの少ないエリアであります。パンク等トラブルの対処はご自身でできるか、自転車をパッキングして移動する(輪行)などの技術があると、より楽しめるのではないでしょうか。手前味噌ですが、自転車屋と一緒に走ってたら、安心ですよね